いままでなかった便利さを

システム工学部

Faculty of Systems Engineering

システム工学科

  • 機械システムコース
  • 機械デザインコース
  • 自動車工学コース
  • 鉄道工学コース
  • 交通システムコース
  • 電気電子工学コース
  • 情報電子工学コース

学部の特長

Faculty of Systems Engineering

システム工学部
浅田 晴香
特任講師

浅田晴香特任講師
  1. 1

    ソフトウェアとハードウェア
    の融合へ。プログラミングや
    AI、制御などの情報技術
    「システム工学」を学習。

    自動車や鉄道、航空機、ロケットなど、かつては「ハードウェア」と捉えられてきたものも、いまやプログラミングなどからつくられた「ソフトウェア」なしでは動きません。自動車を学ぶ人にもロケットを学ぶ人にも共通して欠かせないこの「情報技術」を、コースにかかわらず専門的に学びつつ、ハードウェアの基礎も学んでいきます。

  2. 2

    基本となる専門性を
    身につけたうえで、
    さらに枠を超えて多様な
    学びができる。

    いまや「空飛ぶクルマ」が実際に実用化される時代。技術の枠を超えた協業が必要です。7コースの中から目的に応じて、自分が所属するコース以外の専門知識や技能も学べるようにしました。文系出身の学生を歓迎するのも同じ理由から。異なる分野の掛け合わせから新たなものが生まれます。基礎の入門からしっかりサポートします。

  3. 3

    工学系に特化した読解力と
    文章表現力を養成。コミュ
    ニケーションスキルや論理
    的思考力を身につける。

    社会に出てからも、異分野とのコラボレーションや仲間との協働は続きます。自分が持つ技術を確かな社会的価値につなげるため、技術者としてのコミュニケーションスキルや論理的思考力を磨きます。また、新たな知見を得るための読解力やアウトプットのための文章表現力も学習。数々の実習や卒業論文を通じてより高めていきます。

授業の一例

  • 宇宙に行った人工衛星。
    その開発を推進した教員が指導。

    [航空宇宙工学]

    本学には、ロケットエンジンとそれを搭載した人工衛星を開発した歴史があります。JAXAとの共同研究も行う教員が飛行機の飛ぶ原理、ジェットエンジンの構造などについて講義。「はやぶさ」の主推進ロケットエンジンなど最新の航空宇宙開発についても学べます。

  • サスペンション、ブレーキ…
    鉄道の車両はどうできている?

    [基礎鉄道工学]

    車両から土木、電気、運輸まで多岐にわたる鉄道システムの基本について学びます。特に、鉄道の車両をテーマに具体的な構造を学びつつ、鉄道の工学的な面白さを伝えることで、その視点での関心を高めてもらうことができます。

  • 自動車の構造や整備の方法を、
    実践を通じて身につける。

    [自動車工学実習]

    実習のための専門施設AMCには何十台もの車種が異なる自動車がずらりと並んでいます。基礎の整備や動くしくみを学ぶため、実際に器具を用いて実習・整備を行います。ステアリング、エンジン、シャシーなど、自動車の構造を実践で理解することができます。

  • 航空機も電動の時代へ。
    実用化に向けた共同研究も実施。

    [パワーエレクトロニクス研究室]

    今後期待される電動航空機向けのパワーエレクトロニクスの研究を行っています。数10MW級直流グリッドシステムの軽量・高信頼化の研究や、インバータなど新方式電力変換器の提案と軽量・高効率化の実証研究を進めています。

成長の流れ

  1. 1年次

    数学や物理の
    理解度を深め、
    専門基礎を学ぶ。

    文系出身の学生も含め数学や物理は習熟度別にクラス分けをして基礎を段階的に身につけていきます。テクニカルライティング教育も実施。少人数クラスで丁寧に学ぶことができます。自動車や鉄道、交通システムについて1年次から実習できる「交通機械基礎実習」も特長です。

  2. 2年次

    ソフトウェアを
    学び
    進めつつ、
    専門基礎から
    専門応用を学ぶ。

    汎用的かつAI開発の標準的な言語として知られる「Python(パイソン)」を通じてプログラミングを学びながら実際にものを動かしてみます。AI入門、ビッグデータの解析などソフトウェア全般を、実践を通じて学習。同時に機械や材料などハードウェアについても学びます。

  3. 3年次

    ハードウェアを
    学び
    進めつつ、
    専門応用の
    理解を深める。

    制御工学やカーエレクトロニクス、ロボティクスなど、ハードウェアを中心に学んでいきます。1年次から所属するコースごとの学びはいよいよ本格的に。自動車運動体制御論、航空宇宙工学、次世代鉄道技術、半導体工学など、専門分野における応用力を磨きます。

  4. 4年次

    学びの
    集大成として、
    最先端の研究に
    取り組む。

    コースでの専門分野の研究や、テクニカルライティングなどこれまで学んできた「システム工学」の集大成として卒業研究に取り組みます。いずれの研究室も実践的で、民間企業やJAXA、海外の大学などとの共同研究も盛んです。選ぶ分野も多様。自分の専門に打ち込んでください。

コース概要と将来像

  • 機械システムコース

    機械のしくみを学び、ロケット、エンジン、ドローンなどの最先端の研究に取り組むことで、新しい「しくみ」を創造する力を養います。

    将来像
    機械製造メーカーのシステムエンジニア
  • 機械デザインコース

    最先端の機械のしくみを実現するために、コンピュータを使った設計技術、機械加工や数値制御による最先端のものづくりを学びます。

    将来像
    機械製造メーカーの設計技師
  • 自動車工学コース

    学びの対象を自動車に特化。卒業と同時に国家資格である二級自動車整備士の受験資格が得られます。国家試験の合格率は毎年ほぼ100%!

    将来像
    自動車会社および自動車関連企業のエンジニア
  • 鉄道工学コース

    鉄道車両の設計などが学べる日本で唯一のコース。鉄道を基礎から学び、フィールドワークで実践。目標は鉄道の運行や管理業務、車両の設計や製造の仕事!

    将来像
    鉄道事業会社および鉄道関連企業のエンジニア
  • 交通システムコース

    乗り物を幅広く学ぶコース。福祉機器や環境工学、デザイン論などを修得して安全や環境保全に貢献できるエンジニアを目指しましょう!

    将来像
    航空や船舶等の輸送機械関連企業のエンジニア
  • 電気電子工学コース

    電磁気学、電気回路などをベースにハードウェアについても学び、半導体、電子デバイス、光エレクトロニクス、また、エネルギーについても理解を深めます。

    将来像
    電気・電子機器メーカーのエンジニア、電気設備メーカー、電力・電気工事等インフラ系企業エンジニア
  • 情報電子工学コース

    情報、通信に関わる基本技術に加え、ディジタル回路やプログラミング等、ハードウェアとソフトウェアの双方を学習し、システム工学やAIについての理解を深めます。

    将来像
    ネットワーク・情報系エンジニア、通信機器・ソフトウェア開発等IT関連企業のエンジニア
就職率 99.5%

参考

これまでの実績。
高い就職率を
維持してきました。

主な進路実績

  • (株)アイシン
  • 東海旅客鉄道(株)
  • 山崎製パン(株)
  • サラヤ(株)
  • (株)IHI
  • シャープ(株)
  • 関西電力(株)

目指せる資格

(2024年4月現在)

国家資格

卒業と同時に
取得できる資格
中学校・高等学校教諭
一種免許状(数学)※1★
中学校教諭
一種免許状(技術)※1★
高等学校教諭
一種免許状(情報)※1★
高等学校教諭
一種免許状(工業)※1★
第一級陸上特殊無線技士※2
第二級海上特殊無線技士※2
卒業と同時に受験資格を
取得できる資格
二級自動車整備士※3
電気通信の工事担任者※4
電気通信主任技術者※5
  • ※1 教職課程の所定科目単位の修得が必要です。
  • ※2 【電気電子工学コースと情報電子工学コースが対象】 認定要件および所定科目単位の修得が必要です。
  • ※3 【自動車工学コースが対象】 自動車工学コースのみ、所定科目単位の修得および整備技術講習修了後、実務試験が免除されます。
  • ※4 所定科目単位の修得により試験科目が一部免除されます。
  • ※5 【電気電子工学コースと情報電子工学コースが対象】 在学中であっても所定科目単位の修得により試験科目が一部免除されます。
  • ★ 教職課程認定申請中。ただし、文部科学省における審査の結果、予定している教職課程の時期等が変更となる可能性があります。